そりを引くのはちょっと大変?ずんぐりスタイルがかわいいスヴァルバールトナカイ

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そりを引くのはちょっと大変? ずんぐりスタイルがかわいいスヴァルバールトナカイ

もうすぐクリスマス。サンタクロースのそりを引くクリスマスソングで知られるトナカイは、北極圏に生息する動物です。

ノルウェー北部にはたくさんのトナカイがいますが、ノルウェー本土と北極点のちょうど中間にある、ノルウェー領スヴァルバール諸島にはちょっと変わったトナカイがいます。

世界最北地に生息する草食動物
スヴァルバールトナカイは世界最北地に生息する草食性の哺乳類で、北極に生息するトナカイの亜種のひとつ。このトナカイの外見は、本土のトナカイとちょっと違っています。ずんぐりとした外見で足が短く、冬には硬く毛足の長い冬毛に生え変わります。冬毛をまとったトナカイは、小さくてコロコロとしたかわいらしい姿です。でもこのスタイル、ちゃんとした理由があるのです。

厳しい環境で生きるスヴァルバールトナカイ
スヴァルバールトナカイは、植物であればほぼ何でも食べますが、マイナス20度~30度になることもある冬には、十分な食料を見つけるのが難しくなります。そのため、夏はほぼ常にエサである草を食べ、厳しい冬に備えて栄養をたくわえるのです。エサが豊富にある年は、ひと夏で10キロ太るトナカイもいるんだとか。夏にたくわえたこの脂肪は、エサがすぐに見つからないときや、北極の厳しい寒さに耐えるためなのです。足が短いのも、スヴァルバール諸島の厳しい吹雪や強風に耐えるため、重心が低くなったのだといわれています。ずんぐりした体形は、過酷な環境に順応した姿といえるでしょう。

野生のスヴァルバールトナカイに出会うのはなかなか難しいかもしれませんが、スヴァルバール博物館でははく製のトナカイを見ることができます。

※写真上は手前がオス、奥がメスのスヴァルバールトナカイ
写真下はノルウェー本土のトナカイ(Photo: Terje Rakke/Nordic Life-Visit Norway.com)

 

 

 

 

 

詳細: Svalbard Museum(英語)
http://www.svalbardmuseum.no/eindex.php?id=21&kategori=3&underkategori=12

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