「消えたくまの帽子事件」

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フェアリーテールクラブ

「消えたくまの帽子事件」                 ―ちょっぴり早いクリスマスプレゼント

事の発端は、5月。チボリ・ガードと呼ばれるチボリ公園の少年楽隊がオスロで出張公演を行なっていました。

チボリ・ガードといえば、真っ黒なくまの毛皮の帽子がトレードマーク。
…なのですが、楽隊のひとり、12歳のフェリペ・エンセルマンくんの帽子が、このオスロ出張公演中に、こつ然と消えてしまったのです。
これは「消えたくまの帽子事件」として報道され、多くの人々が知ることとなり、捜索願いも出されました。それでも盗まれた帽子は見つからず、フェリペくんは悲しんでいました。

ところが、事件は11月に入って急展開。
犯人が良心の呵責を感じたのかどうかは不明ですが、盗まれた帽子はなぜかノルウェーの新聞社VGに届けられ、無事にフェリペくんのところに戻ってきたのです。
フェリペくんと仲間の楽隊メンバーもほっと一安心。これで、帽子をかぶってチボリのクリスマス公演に出ることができます。

 

 

 

 

喜びをかみしめるフェリペくん

フェリペくんは「ただただ安心しました。オスロの埠頭で帽子が盗まれたことに気づいた時は悲しかったけど、今は悲しかったことは忘れて、もう一度この帽子をかぶってチボリのクリスマス公演でパフォーマンスをするのが楽しみです」と安堵の表情とともに喜びをかみしめました。
チボリ公園の園長は直々にオスロの新聞社VGを訪れ、帽子を受け取るとともに謝礼の意を表しました。
「帽子が戻ってきて皆ほっとしています。クマの毛皮帽は金額にして約1万クローネ(約15万円)の価値がありますが、帽子を大切にする気持ちに値段は付けられません。私がノルウェーから持ち帰った帽子を見たときのフェリペくんの笑顔は忘れられませんよ。クリスマスのチボリで、この帽子をかぶったフェリペくんを見るのが楽しみですね」

 

 

少し早いクリスマスプレゼント

帽子が返ってきたことは、チボリの楽隊にとって少し早めのクリスマスプレゼントとなりました。
くまの毛皮の帽子をかぶった楽隊たちは、チボリのクリスマスシーズン(12月30日まで)に公演を行なっています。
音楽隊(Tambourkorpset)のクリスマスパレードは、水曜の17:30からと土曜の12:30からです。またチボリ・ニッセバンド(Tivolis Nisseband)の演奏は土曜と日曜の13:00から13:45、14:00から14:45、15:15から16:00です。

写真上:戻ってきた帽子をフェリペくんに手渡すチボリ公園園長
写真下:無事に帽子が戻ってきて笑顔を見せるフェリペ・エンセルマンくん

 

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