◆第9話 ぼてぼてぼて・ちっちー◆

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◆第9話 ぼてぼてぼて・ちっちー◆

自転車に乗る人も多いけれど、ジョギングする人もとても多いデンマーク。長い冬が終わりに近づいてくる4月あたりからは、冬の間についた脂肪を落とそうと、老若男女みな走り出します。

特に、仕事がおわった後の夕方5時、6時くらいにジョギングする人が多く、森や公園などのジョギングルートは走る人で渋滞することも。街ではマラソン大会やウォーキング大会が頻繁に開催され、誰でも気軽に参加できます。デンマークの子どもたちも、日差しが日一日と長くなるにつれ、外で遊べる時間が伸びていきます。もっとも、デンマークでは寒くても暗くても、小さな子どもたちはオールインワンの防寒服を着て、外で元気よく遊ぶのですが…。

子どもの遊びといえば、日本の「おにごっこ」はデンマークでは「ヒヨコとキツネ」になります。キツネ役の子どもが、めんどり役のところへ帰ろうとするヒヨコたちを追いかけて捕まえるという遊びです。デンマークと日本で共通の赤ちゃんのあやし方もあります。例えば、「いないいないばあ」は、デンマーク語では、「ぼてぼてぼて・ちっちー」(borte,borte,borte, tit, tit)といいます。ジェスチャーは同じなのですが、聞いたときに受ける印象は全然違います! ちなみに意味は「いない・いない・でておいでー」というニュアンス。意味もほぼ同じですね。

我が家の両親ともに家を長く空けるときや週末には、頻繁におばあちゃんが手伝いにきてくれるのですが、おばあちゃんがハンス君をあやす時には、この「ぼてぼてぼて・ちっちー」がよく登場します。ハンスはおばあちゃんの「ぼてぼて…」でいつもげらげらと大笑い。赤ちゃんがいないいないばあで笑うのは、世界共通ですね。

 

 

※ 写真はイメージです。
Photo by Ted Fahm
Photo by Christian Alsing

 

 

◆Kimikoプロフィール
静岡県出身の20代女性。2009年、デンマーク語を学ぶため、オペアを開始。コペンハーゲンから少し北の高級住宅地の一軒家に住み込みで、0歳から9歳までの子どもたちのベビーシッターと家事を一手に引き受けつつ、
午後はデンマーク語の語学学校へ約1年間通う。
※ 記事は実話を基に再構成しており登場人物は仮名です
※ これはデンマークで学ぶ手段のひとつ、オペアとデンマーク人のライフスタイルを紹介する記事であり、弊局がオペア制度を奨励するものではありません

 

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