◆第5話 オペア体験記 クリスマスは大忙し!

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◆第5話 クリスマスは大忙し!

11月も終わりに近づく頃からアドヴェントがはじまり、12月にはいると街は本格的なクリスマスの準備でみんなソワソワ、ワクワクな雰囲気。街がいちばん美しくなる季節でもあります。

■アドヴェントのキャンドルとリース

デンマークでも、他のヨーロッパと同じようにクリスマスに向けてカウントダウンするアドヴェントという習慣があります。
各家庭にはアドヴェントクランス(adventkrans、アドヴェントリース)と、カレンダリュース(kalenderlys、キャンドルのカレンダー)が飾られます。
アドヴェントクランスは、4本のろうそくと、ポインセチアなどの花、苔、くるみ、シナモンスティックなどを、大きなお皿などに盛り付けてデコレーションしたもの。
日曜日のアドヴェントごとに、一本ずつろうそくに火を灯します。
カレンダリュースは毎日火を灯し、キャンドルが短くなるにつれてクリスマスが来るのを感じ、日に日にクリスマスムードが高まります!

 

■小学校でのルシア祭

長女イラちゃんが通う小学校では、月に一回くらいの頻度で発表会や参観会があります。
生徒の家族たちが学校にきて授業の様子や劇などを見るのですが、その後には必ず小さなパーティーが行われ、各家庭が1、2品の料理を持参し、みんなで食べながらわいわい歓談します。
家族と一緒に、オペアの私もよく参加していました。

12月にはルシア祭*がありました。
学校の授業が終わる午後4時ころ、イラちゃんの教室に向かいます。
テーブルの上には、イラちゃんのクラスメイトの家族が作った料理がずらり。サラダやハンバーグ、じゃがいも、手作りパン、クッキーやケーキなどなど。私は、オーブンで焼いたチキンと、手作りのウインナーロールパンを持っていきました。
教室は蛍光灯が消され、キャンドルがいっぱい灯されています。
北欧らしい!大人にはグリュッグも用意されていました。子どもたちもちょっと味見したりして楽しんでいます。

美味しい料理を食べていると、廊下からルシアの歌が…。
クラスの女の子たちはルシア姫、男の子は星の少年の衣装を着ています。家から持っていった白い布と赤いリボンをドレスにして、手作りの冠をかぶっています。
お父さんやお母さんたちは、子どもの姿をビデオやカメラにおさめるのに忙しそう。手には本物のろうそくを持って、ゆっくりと教室内を行進し、行進と合唱が終わるとゲストが拍手をして迎えます。
その後も夜7時頃まで、食べたり飲んだり楽しく過ごしました。
12月は楽しいことがまだまだ続きます。

*ルシア祭
毎年12月13日に行なわれるお祭りのこと。
白い衣装に赤い帯を締め、キャンドルの冠をかぶったルシア姫が、お付きの星の子どもたちを引き連れてパレードし、コーヒーやサフランのパンを配るという習慣です。
スカンジナビアではスウェーデンに色濃く残っている習慣ですが、デンマークでも行なわれます。

◆Kimikoプロフィール
静岡県出身の20代女性。2009年、デンマーク語を学ぶため、オペアを開始。コペンハーゲンから少し北の高級住宅地の一軒家に住み込みで、0歳から9歳までの子どもたちのベビーシッターと家事を一手に引き受けつつ、午後はデンマーク語の語学学校へ約1年間通う。
※ 記事中の写真はすべてイメージです
※ 記事は実話を基に再構成しており登場人物は仮名です
※ これはデンマークで学ぶ手段のひとつ、オペアとデンマーク人のライフスタイルを紹介する記事であり、弊局がオペア制度を奨励するものではありません

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